CSVデータを使用してデータ一覧を表示する際、Excelなどの表計算ソフトでは、表示したCSVデータの一部が『1.12001+E13』などの省略表示になる場合があります。
表計算ソフトで表示している分には問題ありませんが、指数表記のままCSVファイルとして保存した場合、元の数値(12桁もしくは13桁以上の数字列)ではなく指数表記の文字列のまま保存されてしまいます。
指数表記の状態で保存されたCSVファイルをアップロードファイルとして指定した場合、商品IDや商品コードの内容が同じ文字列として扱われてエラーになるなど、思ったとおりに更新されない原因となります。
もしアップロード時にエラーが発生するなどした場合は、CSVファイルのデータが本ページでご案内しているような指数表記になっていないかご確認ください。
CSVファイルの指数表記を解除する
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CSVファイルを表計算ソフトで表示
商品IDや商品コードなどのように、桁数の多い数値データを含んだファイルを表計算ソフトで開きます。
桁数の多い数値データが指数表記で省略表示されていることが確認できます。
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指数表記の実際の数値を確認する
指数表記になっているCSVデータ上の数値を選択します。
① データ上の表示は『4.57135E+12』です。② 実際に登録されている数値は『4571349616187』であることが確認できます。データ上はA列はすべて『4.57135E+12』と表示されていますが、実際にはすべて違う数値が登録されています。
※ 指数表記のまま、すべて同じ文字列として保存されてしまうことがアップロード時のエラー原因となります -
表示設定を変更する列の選択
指数表記を解除する列の列名(Excelの場合はA,B,C…と表示されている部分)をクリックして、列全体を選択します。
全選択された列の列名上で右クリックし、メニューを表示します。
表示されたメニューから『セルの書式設定』を選択してください。
別ウィンドウで『セルの書式設定』画面が表示されます。
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セルの表示設定を変更する
『セルの書式設定』画面が表示されます。
『表示形式』の『分類』が【標準】に設定されているので、【数値】へ変更し、【OK】をクリックしてください。
※ 【ユーザー設定】からも設定可能です(その場合は下記の設定をご参照ください)
『表示形式』の『分類』を、【ユーザー設定】へ変更した場合の画面です。
『種類』で【0】を選択し、【OK】をクリックしてください。
※ 【数値】か【ユーザー設定】の、どちらかのみの設定で問題ありません -
適用された表示設定の確認
セルの書式設定が適用されて、指数表記が解除されます。
設定を変更した列以外にも指数表記になっているセルがある場合、上記の操作を繰り返してください。
① データ上の表示は『4571349616187』です。② 実際に登録されている数値も『4571349616187』であることが確認できます。CSVデータ上の数値と実際に登録された数値が一致していることが確認できます。
また、一覧の数値がすべて別の内容であることが確認できます。 -
ファイルを保存する
指数表記が解除された状態でCSVデータを保存します。
保存の際、ファイル形式は『コンマ区切り(.csv)』を選択してください。
※ アップロードファイルは文字コードが『Shift-JIS形式』である必要があります※ ファイル形式『コンマ区切り(.csv)』を選択すると、文字コード『Shift-JIS形式』のファイルとして保存されます以上で指数表記の解除は完了です。
CSVアップロードにてエラーなく登録できるかご確認ください。
表計算ソフトで再度開くと指数表記に戻ってしまいます
上記で保存したCSVは指数表記が解除された状態ですが、再度表計算ソフトで開くと、指数表記が適用されてしまいます。保存したデータは再度展開せずに、そのままアップデートファイルとしてご利用ください。
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