フォローする

移動平均法(計上日基準)を利用する

対象プラン

  • スタンダード
  • プレミアム
  • プレミアムプラス
  • フードビジネス
  • リテールビジネス

『移動平均法(計上日基準)』は、在庫が実際に動いた日付(計上日)に基づいて、移動平均法で原価を計算する機能です。
帳簿上の在庫の動きに沿った、より実態に近い原価を算出できます。
この方法で計算された原価を『計上日移動平均原価』と呼びます。

従来の移動平均法との違い

移動平均法(計上日基準)
在庫が実際に動いた日付(計上日)に基づいて、計上日順に在庫情報をたどって原価を計算する方式です。
在庫の動きに沿った、より実態に近い原価を算出できます。
過去日付の在庫変動を後から登録・修正した場合でも、計上日をもとに原価を計算し直すため、過去日付の原価は日付順の計算結果と必ず一致します。
従来の移動平均法
在庫変動の操作を行なった時点の在庫情報をもとに原価を計算する方式です。
操作した順に都度原価を更新します。
過去日付の在庫変動を後から登録・修正した場合でも、『操作した時点』の在庫をもとに再計算するため、過去日付の原価が日付順の計算結果と一致しないことがあります。

移動平均法(計上日基準)の考え方と計算式

移動平均法(計上日基準)は、『商品ごと・日付ごと』に原価データを保持するのが最大の特徴です。
各商品の1日あたりの原価は、以下の2つの情報のみをベースに計算されます
前日の在庫高(数量・金額)
当日の在庫変動(入荷や出荷など)
『1日単位でカレンダー通りに』計算を積み上げていく仕組みのため、未来の計上日に発生した在庫の動きが、過去の原価計算に影響を与えてしまうことは絶対にありません。
あとから過去のデータを入力・修正しても、カレンダー通りの正しい順序で再計算が行われます。

各機能 / 操作における計上日

計上日とは、在庫が実際に変動した日付のことを指します。
各機能 / 操作における計上日は以下の通りです。
取引:締め日
ロス: ロス日時の日付
入荷: 入荷日
出荷: 出荷日
入庫: 入庫日
出庫: 出庫日
棚卸: 棚卸日

計算式

在庫変動の例をもとに、計算式をご案内します。
例)
4/20に、原価100円の商品を5個入荷する
5/1に、原価120円の商品を5個入荷する
5/1に、商品を5個販売する
その後、過去日にさかのぼって4/30に、原価170円の商品を20個入荷する

【移動平均法(計上日基準)】

計算式 (前日の在庫金額 + 当日の入出荷金額の合計) ÷ (前日の在庫数量 + 当日の入出荷数量の合計)
当日の入出荷以外の原価は、計上日基準の移動平均原価計算後の原価が適用されます
原価計算の流れ
4/20 - 4/29: 100円 (0円 + 100円 × 5個) ÷ (0個 + 5個) = 100円
4/30: 156円 (500円 + 170円 × 20個) ÷ (5個 + 20個)= 156円
5/1以降: 150円 (3,900円 + 120円 × 5個) ÷ (25個 + 5個) = 150円
5/1に販売された商品5点の原価は150円となります
の入荷分は4/30の計算に適用されるため、より適切な原価が算出されます。

【従来の移動平均法】

計算式 (操作時点の在庫金額 + 今回の入出荷金額) ÷ (操作時点の在庫数量 + 今回の入出荷数量)
原価計算の流れ
4/20の入荷登録後: 100円
5/1の入荷登録後: 110円
5/1の販売後: 110円
4/30分の入荷をあとから登録後: 158円
の入荷分は、5/1以降入荷の操作をしたタイミングで適用されるため、日付順の計算結果と原価が一致しない場合があります。

移動平均法(計上日基準)を利用するための設定

移動平均法(計上日基準)を利用するためには、原価の計算方法を変更する必要があります。
本文中の画像はクリックすると大きなサイズで表示されます

ご利用前の注意

計上日基準での計算は、設定変更の翌日から確認できるようになります。
変更当日は、計上日移動平均原価の詳細を確認することができませんのでご注意ください。
過去の在庫変動データが大量にあるお客様については、『移動平均法(計上日基準)』への設定変更ができないよう制限をかけております。
ご利用を希望される場合は、お手数ですがスマレジ・サポートまでご連絡ください。
在庫変動データの計算には1週間程を要する場合があります
     
  1. 在庫管理設定画面を開きます
    recording_date_cost_001.png

    『設定 > 在庫設定 > 在庫管理設定』をクリックします。

  2. 原価の計算方法を変更します
    recording_date_cost_002.png

    原価の計算方法で『移動平均法(計上日基準)』を選択します。

    任意で『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日を指定する』にチェックを入れ、日付を入力します。

    『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日を指定する』の設定を行なうと、在庫変動の計上日が入力した日付以降のデータに計上日移動平均原価を適用できます。
    計算方法を変えるタイミングとして、『今期は従来の原価を利用し、来期から計上日基準の原価へ切り替えたい』といった場合にご活用ください。
  3. 設定を完了します
    recording_date_cost_003.png

    画面下部の【更新】をクリックします。

    『在庫基準』『棚卸基準』の設定に『計上日』を選択してください

    移動平均法(計上日基準)を利用するためには、在庫や棚卸の基準も合わせて『計上日』で設定する必要があります。
    『在庫基準』『棚卸基準』の設定方法については、下記のページをご覧ください。

計上日移動平均原価を確認する

計上日移動平均原価は在庫一覧から確認できます。
本文中の画像はクリックすると大きなサイズで表示されます
  1. 在庫一覧画面を開きます
    recording_date_cost_004.png

    『在庫 > 在庫情報 > 在庫一覧』をクリックします。

  2. 商品の計上日移動平均原価画面を開きます
    recording_date_cost_005.png

    確認する商品の【計上日移動平均原価】をクリックします。

  3. 商品の計上日移動平均原価を確認します
    recording_date_cost_006.png

    商品ごとの各計上日における計上日移動平均原価や、その履歴を確認できます。

    原価が計算されるタイミング

    計上日移動平均原価は、日々の操作で登録されたデータを元に毎日夜間に自動計算が実行されます。
    また、各一覧画面で【計上日移動平均原価を再計算する】をクリックすることで、手動計算を行なうことも可能です。
    過去日付での在庫変動を即座に反映させたい場合は、手動計算をご活用ください。
    例えば棚卸中の過去日付での入荷や出荷などを、棚卸に反映させたい場合などでご利用いただけます
    recording_date_cost_007.png

    【計上日移動平均原価を再計算する】ボタンが表示されるためには、下記の条件を満たしている必要があります。

    【表示条件】
    画面表示しているスタッフの役割・役職において、「原価表示機能」が「すべて」であること
    原価の計算方法が「移動平均法(計上日基準)」であること
    計上日移動平均原価を利用開始可能な状態になっていること(原価の計算方法を「移動平均法(計上日基準)」に変更した翌日以降)
    画面表示日が「計上日移動平均原価の表示を開始する計上日」以降、もしくは「計上日移動平均原価の表示を開始する計上日を指定する」が未チェックであること
    計上日移動平均原価の再計算対象が存在すること

画面・帳票ごとの表示内容

スマレジ管理画面の各種画面ごとに、計上日移動平均原価の表示内容は異なります。
画面ごとの表示内容については下記の表をご覧ください。

在庫画面以外の表示内容

画面 表示内容
トップ画面 操作日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降の場合、各種原価・粗利には、画面操作日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
返品取消による取引の場合は、返品取消元の取引の締め日時点の計上日移動平均原価が表示されます
日次処理 取引の締め日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降の場合、各種原価・粗利には、締め日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
返品取消による取引の場合は、返品取消元の取引の締め日時点の計上日移動平均原価が表示されます
手動締めの場合は未締めの取引には原価・粗利は表示されず、締め処理後に表示されます
取引履歴 取引の締め日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降の場合、各種原価・粗利には、締め日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
返品取消による取引の場合は、返品取消元の取引の締め日時点の計上日移動平均原価が表示されます
手動締めの場合は未締めの取引には原価・粗利は表示されず、締め処理後に表示されます
売上分析 取引の締め日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降の場合、各種原価・粗利には、締め日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
返品取消による取引の場合は、返品取消元の取引の締め日時点の計上日移動平均原価が表示されます
PL管理 取引の締め日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降の場合、各種原価・粗利には、締め日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
返品取消による取引の場合は、返品取消元の取引の締め日時点の計上日移動平均原価が表示されます

在庫画面の表示内容

画面 表示内容
在庫高 / 在庫一覧 操作日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降 の場合、各種原価には、画面操作日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
在庫変動履歴 在庫変動履歴の計上日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降の場合、各種原価には、在庫変動履歴の計上日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
ロス ロス日時の日付が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降の場合、各種原価には、ロス日時の日付時点の計上日移動平均原価が表示されます。
発注 発注では原価を指定して登録するため、表示仕様の変更はありません。
入荷 / 出荷 入荷 / 出荷では原価を指定して登録するため、表示仕様の変更はありません。
店間移動(入庫) 対応する出庫の出庫日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降の場合、各種原価には、出庫日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
店間移動では、出庫と入庫は同一の商品の移動を表すため、入庫の原価には入庫日時点ではなく、対応する出庫日時点の原価を採用します
店間移動(出庫) 出庫日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降 の場合、各種原価には、出庫日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
棚卸 表示対象の棚卸が、『棚卸基準:計上日』かつ、棚卸日が『計上日移動平均原価の表示を開始する計上日』以降の場合、各種原価には、棚卸日時点の計上日移動平均原価が表示されます。
在庫分析
(月次在庫高 / 在庫履歴集計)
在庫分析では、原価の計算方法が『移動平均法』または『移動平均法(計上日基準)』の場合、『計上日移動平均原価』と『商品原価』を切り替えて表示できます。
すでに『移動平均法(計上日基準)』を利用している場合は、『計上日移動平均原価』を選択します。
『商品原価』を選択した場合、在庫変動当時の原価が表示されます

計上日の入力に誤りがないようご注意ください

移動平均法(計上日基準)を利用する場合、本ページでご案内した考え方に基づいて計算されるため、過去の計上日で在庫変動を登録・修正すると、その日以降の原価が再計算されます。
各種操作の計上日に誤りがあると原価の計算に大きく影響します。
計上日には正確な日付を入力されるようお気をつけください。

商品IDの再利用に関する注意

計上日移動平均原価では、『商品ID』を基準に原価を計算します。
このため、削除した商品の『商品ID』を別の商品で再利用した場合、削除前の商品の続きとして原価が計算されてしまいます。
新しい商品を登録する際は、商品IDを再利用せず、新規登録を行なってください。
この記事は役に立ちましたか?
0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています
他にご質問がございましたら、リクエストを送信してください
このページの先頭へ
AIチャットを利用する
スマレジ サポート
※ヘルプ内の最新情報がチャットの回答に反映されるまで、時間がかることがあります(24時間周期でヘルプ内を学習)
※AIによる自動生成のため、内容に誤りが含まれる場合があります